イギリス英語をきわめたい

Mr. Drake, a man's body is found, murdered, so it's said. - Who is it to attend? - I feel we must. (リッパ―ストリート) There is this violent altercation. (リッパ―ストリート) You hide the truth of what is acted out. (リッパ―ストリート) What would you have me do, Bennet? Avert my eyes? (リッパ―ストリート) The man's university accreditation was found about him. (リッパ―ストリート) The abyss will swallow Bennet Drake, will it? - It swallowed you...
前回のドラマでジャックザリッパーについてコメントしたんですが、それを察知したのかアマプラはこのホワイトチャペルをお勧めしてきました。ロンドンの一地区でしかない、人口たった1万人程度のこのホワイトチャペルを世界的に有名にしたのは、切り裂き魔ジャックザリッパ―。そう不名誉なことで世界的に有名になりました。ここ地元の桶川を全国区で知らしめた桶川ストーカ―事件同様、地元の人は複雑な気持ちでしょうね。桶川の件は解決しているのに対し、ジャックザリッパ―に関しては未解決。 ジャックザリッパ―の犯人説に関する本を読んだことがあるのですが、凄惨な殺人現場の写真などとともに書かれていて後味が悪かった。犯人においてはいろいろな説がありこの事件の研究者がいるくらい奇怪です。そのような専門家のことをリッポロジストといいますが、今回のドラマでもジャックザリッパ―のガイドツアーをしている男性が、リッポロジストとして情報提供しています。しかし彼の描写がおどろおどろしかった。 今回はシーズン4で終了ですが、シーズン1はジャックザリッパ―の模倣犯を追う展開。今回のドラマはR指定が緩いので、描写は控えめですが、それでも十分グロです。最後シーズン4ではあの人口の少ないホワイトチャペルでなぜ怪奇殺人事件が多発するのか、その黒幕に迫る展開でホラー路線に急展開。これまたおどろおどろしかった。後味の悪さでは、ブラッドピットとモーガンフリーマンが共演したセヴンに匹敵するものを感じました。 英語に関しては今回の舞台のロンドンの下町の割には訛りが強烈でなく聞きやすい部類に入ると思います。 以下感心したフレーズをデータベースに入れましたのでここでもご紹介します。

今回In The Darkは2部構成。後半はマンチェスターが舞台ですが、北部のヨークほどではないですが、地元のローカルアクセントが魅力的。一方In The Dark はタイトル通り暗い犯罪系の2017イギリスドラマ。マンチェスターは規模で言うとロンドンに次ぐ都市なのでその分、裏社会も強力。今回消化不良な点が3つほど。...
2017年アイルランドのドラマ。前回までのドラマが不倫ドロドロの昼ドラだったのでアマプラはこのドラマを勧めてきました。基本的にイギリス系のドラマは来るもの拒まずのスタンスなので、さっそく当方の養分にしてやろうと視聴開始。情事の代償というタイトルから不倫どろどろの内容を期待していましたが、なんとサイコサスペンス系。夜、一人で視聴は勇気が要るかも。ジェームスの妹が運転中バックミラーにいきなり出てきたのはさすがにやめてほしい。あの心臓のビートがずれる感覚は心霊を画面越しに探させられて、いきなりのゾンビ画面と大音量でだまされたとき以来かも。でそれ以降画面を小さく、音量も小さめで視聴。基本ビビりなので。ところで今回は私の理解力が追い付いていないせいか、いくつか謎が。ポーラと会ってから、ジェームスは死んだはずの妹が見えるようになったのはなぜなのか。ポーラの弟はなぜ死んだのか(殺されたのか?)もやもやしますが、ラスト、サイコだったのは実は主人公のポーラだった。いいね~。こういうのは個人的に非常に好きです。しかもアイルランド特有のなんか人間臭いこの世界観、なんだかおすすめです。 以下感心したフレーズをデータベースに入れましたのでここでもご紹介します。

前回の離婚弁護士のドラマに続き、今回はmistressesつまり愛人がテーマ。2008年のイギリスのドラマです。このドラマは前回のドラマ以上。4人の熟女が主人公なのです。なんだか突っ込みどころ満載なんですけど。まず1分以上セリフがある男性陣とはかならず大人の関係になるので、誰が誰とくっつくかとても分かりやすいストーリー展開。キスにいきなりいたるシーンが多いのですが、会話の際の顔の距離感がまず近すぎ。30センチぐらいしか離れてない。元カノと元カレどうしが友人関係なのですが、怪しいと思ったら、やっぱりキスシーン。しかも高確率で関係者に目撃されるという。しかも熟女4人ともモテまくっています。4人とも有名な女優なので当たり前ですが。このドラマではカノ4人はもう人間ブラックホール。近くづくと、どうしようもできない。男性陣どんどん吸い込まれていきます。特に離婚弁護士役のシャボーン。ギリシャ彫刻のような美貌で、吸い込まれていく男性陣の気持ちが画面越しにもよく伝わってきました。個人的には日本の石田ゆり子さんがあこがれの女優ですが、対極に位置するようなシャボーンもいい。名前がなにせシャボーンだから。まぁ基本的に誰でもいいんですが。シャボーンに、玉砕覚悟で交際を申し込みたいぐらいですが、シリーズ前半の浮気癖がつらいところです。今回のもう一人のお気に入りジェシカに関してはショートカットの時は無双状態で男性や女性ととっかえひっかえでしたが、シリーズ後半結婚して妊娠、守りに入ったところからキャラ的に落ち着いてしまいましたね。彼女は旦那のマークに対して怒った際の声が非常に通っていて、なんだか心に響きました。浮気をした有名人たちは日本の世間でもさんざん言われていますが、白か黒かで批判するのは単純明快です。今回のように浮気をしている側の視点から見てみると納得できる灰色もある気がしてきました。自分も含めて人間は不完全で弱い生き物なので、白い側にいつもいるのはつらいときもありますね。 話が脱線しますが父が生前、日曜のサザエさんの放送を見てマスオさんを褒めまくっていました。人生の不条理なことを経験してきたからこそサザエさんの完全白な世界観に感心していたのかもしれないですね。ということで今回の ”ミストレス 愛人たちの秘密” 世界観完全な黒です。その中、時折見せる白い光は暗闇の中で一層まぶしく見えるところにカタルシスがあり、そこに今回のような不倫ドラマの人気の秘密があるのかも。 最後に、ドラマの中で感心したフレーズをデータベースに入れましたのでここでもご紹介します。
今回のドラマは前回のザ・オフィスとは真逆の雰囲気。それもそのはずデフォー家の母、長女、次女の3人は離婚弁護士。さまざまな離婚がでてくるので真剣そのもの。ザ・オフィスはスラングや英国芸能人の名前が雨あられの状態でしたが、今回はスラングゼロ。発音もかなり上流階級といったところで聞きやすい。しかしみていて重いです。花王がスポンサーの昭和昼ドラのような内容で浮気ばかりでてきます。タイトルがタイトルだけにあたりまえか。離婚の原因は様々ですが、今回のドラマでは不倫が多い。離婚弁護士たちも婚姻外の異性に皆手を出しているというもはや離婚博覧会。結婚という制度は有名無実、皆(?)陰で好き勝手にやっていることは現実世界でも周知のとおり。このドラマでも浮気がばれて、もの悲しいバイオリンをBGMに真摯に謝って同情を引こうとしているのですが、ばれなかったら決して謝ってないよねとツッコミを入れたい。とはいうものの、そもそも結婚なんていう人間が人工的に作った制度で男女の仲を縛るのは生物界に反するのかも。このドラマを見ているとそう思います。生物ならば結婚当初の絶頂期から、倦怠期を経て他の異性に目移りすることはごく自然の生物の成り行き。そこで実際に行動に移すのかどうかがサルか人かの分かれ目だと信じたい。魅力的な異性はいたるところにいるものですが、美術館の絵画と同じ。結婚していても他の作品にえらく魅力を感じますが、手を出したら社会的制裁を受ける。そういう人間界の掟ですからね。今ではオワコンなブログで、ここでえらそうにだらだら講釈をたれていますが、歩く欲求不満、不完全生物おっさんのボヤキだと思ってご容赦ください。 ところでデフォー家の三女ローズのフィアンセはインド系のフィアンセですが、ここ最近のドラマや映画を見ているとインド系英国人と、白人系英国人のカップルをよく目にしますね。すぐ思いつくだけでもベッドラム、イエスタデイ、ベッカムに恋してなどの作品で異人種間の恋愛関係が描かれていましたが、スナク首相もインド系。この人種多様性、英国の魅力の一つですね。 以下感心したフレーズをデータベースに入れましたのでここでもご紹介します。

セクハラ、パワハラ、モラハラすべてを凝縮した上司デイビッドブレント。とことん空気を読まないこのおっさんが突き抜けていて、一周周って面白い。ウィキによるとこの2001年スタートのイギリスドラマは当時社会現象にもなったとありますが納得です。個性的な部下もまたつきぬけています。画面越しにはコメディーですが、ブレントのような上司のもとで働くことになったら、実際精神病むだろうな~。そのデイビッドを補佐するギャレス・キーナンも外見、行動、言動すべて癖ありすぎで面白すぎ。一方今回イギリス国内の芸能人の名前が多数引用されているので、置いてきぼりを何回も食らいました。もうこれは日本に長年住んでいるのでしょうがないと半ばあきらめています。というのも、例えば日本のタモリさんは有名ですが、それは日本国内だけであって国外では有名ではないように、イギリス国内でタモリさん並みに有名な人たちでも私をはじめとした外国人には知られていないでしょ。エピソード中、イギリスの著名司会者マイケル・パーキンソンのことをパーキーとかパーとか呼んだりしてました。これはタモリさんのことをタモさんとか呼ぶレベルですね。今回いわゆる国内のいわゆる内輪ネタが非常におおい。つまり話のネタがグローバルじゃないので極東日本に住む我々視聴者にはついていけないところもかなり多いのではという印象です。ということで今回は難易度高め。 最後に感心したフレーズをデータベースに入れましたのでここでもご紹介します。
性的な妄想に病的に取りつかれた女性を描いた2002年のイギリスドラマ。アメリカドラマのセックスアンドザシティー同様性的な内容が赤裸々に語られるので、家族で子供と一緒には観たくない類のドラマ。性的な衝動は生物のあらゆる動力源としてとても重要ですが、この主人公マーニーの場合はあらゆる物、通行人そして自分の両親に至るまで、性的な妄想で頭がいっぱいになってしまいます。バナナから性的な連想をするようなことが、たえずおきてしまい社会生活に支障をきたすほど。精神科医や友人の助けによって自身は強迫性障害と納得するのですが、解決には至らず、絶えず問題を引き起こしてしまいます。彼女を取りまく登場人物は彼女の問題を理解する良き理解者であるのとは対照的。最後はマーニーが引き起こすトラブルの原因は自身の性格であって、強迫性障害を言い訳としていたことに気づくことによって終わりました。 今回はスラング等がおおくUrban Dictionaryにかなりお世話になりました。ドラマとしては短いながらもてこずりました。 以下感心したフレーズをデータベースに入れましたのでここでもご紹介します。

13歳の時に誘拐された少女が13年間監禁された後、犯人のすきを見て逃げ出し保護されたところから話は始まります。今回のドラマ ”サーティーン 誘拐事件ファイル” (原題Thirteen)は2016年BBCのドラマ。主演はキリングイヴでロシアの暗殺者を演じたジョディカマー。彼女のロシア訛りがあまりにも洗練されていたので、今回彼女の綺麗な標準的なイギリス英語を聞いて、逆にえらく感心しました。彼女の英語とは対照的に警察側のリチャード・ランキン演じるエリオット・カーンはスコットランド、グラスゴー出身。前回のドラマ同様またしても強烈なスコット訛り。彼はドラマの中で主要な役だけに出番も多く、リスニングにつらいものを感じました。 前回のブロードチャーチも主役の警察官がスコッツでしたが、こういう刑事ものシリーズにおいて、警察というドライな仕事の中に人情味を出すために、あえてストッコ訛りを投入しているような気がしてなりません。 そうスコッツ訛りは味わい深いのですが、何言ってるのかいまいちわからん。そこって大事ですよね。 次は内容についてです。 犯人を捕獲すべく今回の主人公の犯人の待ち合わせ場所に私服警官を40人も投入している設定なのに、あっさりと逃げられたり、犯人の車を少なくとも3台のパトカーが、ほんとにすぐ後に追跡しているのにまたもあっさりと逃げられたりと、上記のエリオット・カーンのリスニング同様、非常に納得いきません。ということで、今回は最後の最後で警察のダメっぷりが描かれていて、終わり悪ければすべて悪し。おすすめできません。最終話、警察の失態が、もうコミック路線を行っていました。 以下、感心したフレーズをデータベースに入れましたのでここでもご紹介します。
イギリスドラマ第5弾はブロードチャーチ。イギリス南西部のドーセット州のブロードチャーチが舞台。この町はジョジョの杜王町同様に実は架空の街ですが、ドーセット州海岸沿いの特徴的な断崖絶壁の地形が印象的な田舎町。その海岸に少年の遺体が発見されたことから、話は始まるのですが、話が紐解かれていくにつれて、住民たちの裏の顔も徐々にあらわになっていきます。全体的に暗い。今回のようなクライムサスペンスの醍醐味は犯人を推測することだと思うのですが、犯人が意外なほど悔しい。容疑が住民一人一人にかかり、それぞれのアリバイを証明していくのですが、それと同時に流れる不安をあおるバックの音響がまた暗い。私のような単純な視聴者を本当に混乱させます。もう誰も彼も容疑者に見えて、アガサクリスティーの ”そして誰もいなくなった” のように実は全員犯人のような展開だと予想していました。違いましたが。 ところで主人公アレックハーディ演じるデビッドテナントはスコットランド出身の俳優。前回のドラマ同様こてこてのスコット訛り全開、しかも競り市のようなだみ声。ところどころ聴き取るのが大変。彼が不整脈で入院したシーンとか画面からしばらく消えてほっとしたのでした。アレックハーディの相棒エリーミラーはオリヴィアコールマン。彼女はキレ役でよく見ますが、キレている最中も一瞬垣間見せる悲しそうな表情とか本当にプロ。只者ではないです。 以下感心したフレーズをデータベースに入れましたのでここでもご紹介します。

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